<明治安田J1:東京V1-0名古屋>◇22日◇第19節◇味スタ
東京ヴェルディがホームで名古屋を1-0と破り、前半戦ラストゲームを白星で飾った。均衡を破ったのは、何でもこなしてしまう必殺仕事人”DF翁長聖(29)の個人技だった。
後半7分、自陣ゴール前からのカウンターから翁長がボールを前へ運び、前線の木村へパス。その木村が相手選手に倒されたが、主審はアドバンテージを取った。すかさず翁長がこぼれ球を拾って独走した。GKランゲラックが前へ出てきたところ、その頭上を抜く芸術的なループシュートを決めた。
これが決勝点。ゴールだけでなく守備でも右に左に走り周り、相手選手をつぶした。交代選手が投入され、フォーメーションが変わっても攻守両面で高いレベルでやれてしまうのが、この選手の特長だ。
翁長は「勝てて良かった。1-0は素晴らしい結果です。ゼロで終えられたのは良かった」と喜びを噛みしめた。