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【日本ハム】伊藤大海リーグトップタイ6勝目「悪い流れ断つ」エースの役割果たし連敗3で止める


日本ハム対楽天 5回表楽天2死一塁、叫びながら投球し浅村を二ゴロにとる伊藤(撮影・黒川智章)

<日本ハム5-2楽天>◇22日◇エスコンフィールド

今季初の「ルーフオープンデー」を勝利で飾った。日本ハム伊藤大海投手(26)が、6回8安打2失点で、リーグトップに並ぶ6勝目(1敗)を挙げた。初回に4安打を浴び2点を失ったが、以降は0を並べた。引き分けを挟んで続いていたチームの連敗を3で止め、エースの役割を果たした。

   ◇   ◇   ◇

鈍色の空に、気迫のこもった伊藤の声が響いた。同点の4回2死満塁。田宮のサインに首を振り、選んだのはストレート。村林の胸元に147キロを投げ込み、見逃し三振に斬った。「今日の中では一番自信のあるボールを選択しました」。2回以降は0を並べ、6回8安打ながら2失点。6勝目でリーグトップに並んだ。

立ち上がりは連打を浴びた。「気負いすぎた」。いきなり喫した2失点は“エースの責任感”の裏返し。無四球完封勝利を挙げた前回登板の12日中日戦も、チームの連敗を3で止めた。この日のマウンドもチームは3連敗中。「もちろん悪い流れを断ち切りたいっていうのはあります」。はやる心が、積極的に振ってくる楽天打線の波長と重なった。

だが2回からは“エースの技”が際立った。「(相手打者の)仕かけが早いと感じた」ことで、配球を見直し「チェンジアップとカーブをうまく使って、向こうの間に入らないようにした」。2、3回は3者凡退。カーブが増えたことで「足を上げたときの立ち感が不安定」だと感じた初回の違和感も修正した。

「欲を言えば、もう少し長いイニングを…」。試合後に口にした反省点も“エースの自覚”だ。21日は8人が登板し延長12回引き分け。「今日は140球くらいを覚悟してマウンドに上がっていた。僕自身は5月に疲れて、今また(状態が)上がってきている。なんとか長いイニングを投げてチームに貢献できたら」と、勝利にも満足はしない。 今季初めて、エスコンフィールドの屋根を開けての一戦。「ちょっと寒かったですね」と笑ったが、大きく開いた空の下に、ファンの胸を熱くさせるエースの姿があった。【本間翼】

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