<高校野球京都大会・組み合わせ抽選会>◇22日
春の京都、近畿大会王者の京都国際は、初戦からいきなり強敵とぶつかる。
22日、京都市内で高校野球京都大会の抽選会が行われ、1回戦が夏の甲子園に3度出場し、98年大会で準優勝の経験もある京都成章に決定。チームを率いる小牧憲継監督(40)の母校でもある。主将の藤本陽毅内野手(3年)は「少し『動揺』という言葉も出てきて、1回戦では当たりたくない相手ではありますけど、やるしかないっていう気持ちです」と目をギラつかせた。
今春の府大会では1回戦で対戦し、7-1で快勝した。京都成章の印象について藤本主将は「1発のあるバッターもいますし、守ってて嫌な感じの攻撃もしてくるので、やりにくい相手です」と警戒した。くじ運を引き寄せるべく、昨晩と抽選会当日にも「ひたすら寮のトイレの便器を磨いてました」と明かし、効果については「面白くなってきました」と胸を躍らせた。
ただ、あくまで目指すのは全国の頂点だ。今春のセンバツでは青森山田に3-4で惜敗。藤本主将は「甲子園の借りは甲子園でしか返せない。甲子園戻るためにも、この京都大会絶対勝ち抜いて、日本一目指して頑張ります」と力を込めた。この日はほかに奈良大会も含め、8地区の抽選会が実施された。【古財稜明】