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【ソフトバンク】大津亮介「前回のあれが…」背水で闘志むき出し5勝目 屈辱7失点から汚名返上


ソフトバンク対ロッテ 8回表ロッテ2死、ソトから空振り三振を奪い、雄たけびをあげる大津(撮影・岩下翔太)

<ソフトバンク3-1ロッテ>◇22日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンク大津亮介投手(25)が名誉挽回の熱投で今季5勝目をゲットした。8回、115球、9奪三振はいずれもプロ最多。7安打1失点にまとめ、8回の周東佑京外野手(28)の決勝弾を呼び込んだ。前回12日のヤクルト戦で5回7失点された右腕の雪辱快投で、チームは6カード連続勝ち越しを決め、貯金は今季最多の24。再開リーグ戦は連勝スタートで、首位がっちりの独走態勢加速だ。

   ◇   ◇   ◇

大津が吠えた。1-1の8回。上田、ポランコ、ソトを3者連続空振り三振に仕留め、みずほペイペイドームの中心で雄叫びをあげた。「8回は気合」。直後の周東の勝ち越しソロと栗原の適時打を呼び込み5勝目をゲット。「今日は意地でも、勝つまで投げようと」。強い意志には理由がある。

前回12日のヤクルト戦は、5回7失点でKOされた。決勝打を浴びたのは、高卒1年目、18歳ルーキーの鈴木だった。小久保監督からは「打てるもんなら打ってみいという気持ちがバッテリーにあったかどうか」と苦言を呈された。屈辱のマウンドから中9日。2試合連続で背信投球なら、2軍再調整の可能性もあった。「今日はいつもより気持ちの入り方も違った。前回のあれがあったので」。背水の覚悟で、いずれも自己最多となる8回、115球、9奪三振。7安打も要所を締める1失点で、名誉挽回の5勝目を手にした。

昨季は中継ぎで46試合に登板した2年目右腕。先発転向で前回味わった悔しさを糧に、また一皮むけた。この日までに、首脳陣からは「有原のように感情を出してみてはどうか」とアドバイスを受けた。その有原からは、交流戦明けの練習期間で変化球の精度を上げるための指南を受けた。投手陣の柱のスタイルを参考に、入念な準備を整えて快投。小久保監督は「8回は本来は松本(裕)なんですけど、同点までは大津ということで。彼の今後の野球人生考えた時にあの8回は大きかった」と説明。この日の勝利だけではなく、長期スパンも踏まえた続投に応えた右腕に目を細めた。

再開リーグ戦で2連勝スタートを決めた。6カード連続勝ち越しで、貯金は今季最多の24。2位の日本ハムも勝利したため9・5ゲーム差は変わらないが、独走態勢はますます加速する勢いだ。そして何より、大津が再び自信を取り戻した事実は大きい。「(今後は)完投、完封ができるように。毎試合目指しているんですけど、いつかできることを信じて頑張ります」。先発転向1年目。伸びしろしかない。【只松憲】

▽ソフトバンク柳町(0-1の7回1死二、三塁から同点の左犠飛)「(三塁走者が代走の)緒方だったので、最低でボテボテのゴロでもいいという気持ちだった。うまく打てました」

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