山村学園・西川歩「自分のスタイル」７Ｋ無失点の快投 ライバル左腕への対抗心も明かす／埼玉

八千代松陰対山村学園　練習試合に登板し、力投する山村学園・西川（撮影・野見山拓樹）

＜練習試合：山村学園4－1八千代松陰＞◇22日◇山村学園高校グラウンド

プロ注目の最速146キロ左腕、山村学園（埼玉）の西川歩投手（3年）が八千代松陰（千葉）との練習試合に先発した。3回までと8回から9回までの計5回を投げ、2安打7奪三振無失点だった。チームは4－1で勝利した。

直球の最速は138キロと「調子はよくなかった」としたものの、力強い直球をテンポよく投げ込み、八千代松陰打線を寄せ付けなかった。「変化球を意識させながら直球で押すのが自分のスタイル。直球でしっかり押せた」と好感触だった。

18日の抽選会で組み合わせが決定し、大宮東、聖望学園、川越東など強敵が集中するブロックとなった。「先は見ないようにしてはいるが、大宮東の存在は気になる」と同じくプロ注目左腕の大宮東・冨士大和投手（3年）への対抗心をあらわにした。中学時代の選抜チームで共闘し、互いによく知る間柄。「自分の今後に向けても大宮東との試合が本当に大事になる。冨士には負けたくない」と力強く話した。