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【阪神】西勇輝が「いつも通り」で2000投球回 星野伸之氏から言われ続けた「一流」に到達


阪神対DeNA 阪神西勇は通算2000投球回を達成し記念ボードを手にファンの声援に応える(撮影・上山淳一)

<阪神1-0DeNA>◇21日◇甲子園

再開リーグ戦の開幕投手を任された阪神西勇輝投手(33)が、節目のゲームでサヨナラ勝ちを呼び込んだ。1回を投げ終えた時点で、通算2000投球回に到達。NPB94人目、球団では11人目の大台だ。記念のパネルを掲げ、甲子園の「西コール」に応えてみせた。

三重・菰野高からドラフト3位でオリックスに入団した1年目の09年。初登板した9月21日の楽天戦で1回無失点。セギノール、中島俊哉、草野大輔を3人で片付けたところから物語は始まった。オリックスでの若手時代、当時コーチを務めていた星野伸之氏からは「2000イニングいったら一流」と言われ続けた。通算2669回1/3を投げ抜いた大先輩からの指令は、今も鮮明に覚えている。

「『いつか抜かせ』と若い頃に言われて。『そんな数字届くか…』と。先が遠すぎて、どんな数字なんやろうと(思って)来ましたけど。順調にケガなく来られて、この数字なのかなと思います」

常に「いつも通り」を心がける。「不安な考えを持っていたら、その通りになる。そういう考えで16年間やっている」。チーム最年長。自らの背中で若手に手本を示してきた。この日は桐敷、漆原、石井と後輩中継ぎ陣に「0」をバトンパス。「最終的に勝つという素晴らしい流れ」。初回、2回と2イニング連続で併殺打を奪うなど、要所を締めて7回6安打無失点。今季初めて任された金曜日のマウンドで、13度目完封リレーの立役者となった。

星野氏には「(2000投球回に)やっといけました」と言うつもり。「OBの方々、コーチの方々の成績を抜かしたいと思ってやってきました」。これからも虎の柱の1人として、腕を振り続ける。【中野椋】

▽阪神西の恩師、菰野(三重)の戸田直光監督 西の活躍は母校の励みに、また監督を務めるわたし自身の気持ちの張りにもなっています。本人は体のケアに気をつけていると思います。昨年の夏はわざわざ遠征先に差し入れにも来てくれました。優しい男です。彼がどう考えているかはわかりませんが、できるだけ長く、無事にプロ野球生活を送ってほしいと願っています。

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