スペイン代表のデラフエンテ監督（62）がドイツで開催中の欧州選手権のイタリア戦後に、「スペインよりも優れたチームはいない」と自信をうかがわせた。
スペインは20日に行われた欧州選手権1次リーグ第2節で、イタリア相手にオウンゴールの末に1－0で勝利し、早々に決勝トーナメント進出を決定した。
試合後、デラフエンテ監督が記者会見に出席。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。
デラフエンテ監督はまず、1試合を残して1次リーグ首位通過を決めたことについて、「選手たちのことを幸せに感じているし、誇りに思う。彼らは勝利し成長し続けている。我々は難しいグループを突破した。ただ勝っただけでなく、現欧州王者を相手にどのように戦かったかが重要だ。フィジカル面だけでなく、戦術面や選手たちのタレント面でも自分たちの方が優れていた。我々はイタリアを圧倒した」と自信に満ちていた。
試合内容を考慮した場合、結果が僅差だったことについては「我々はイタリアを支配し、コントロールした。作ったチャンスを考えると、結果はわずかだった。どんなことからも学べるし、困難のあった試合だった。次のアルバニア戦でもっと良くなることを期待している。今日はイタリアのような代表を小さな存在にしたスペインのポテンシャルを示すことができた。我々は自分たちの道を歩んでいるし、人々はそれに興奮している。でも一歩一歩進んでいく必要がある」と見解を述べた。
デラフエンテ監督はまた、開催国のドイツとスペインが最初に1次リーグ通過を決めたことが何を物語っているかとの質問を受け、「決勝トーナメントが始まると、試合は細かいディテールで決まるだろう。スペインよりも優れたチームはいないと思うが、慎重になる必要がある。期待があるのは良いことだが、簡単ではない。相手は我々のことを理解し始めているが、もしうまくやり続けていけば、自分たちを上回るチームはいないと私はずっと考えている。諦めてはダメだ」と答えていた。
（高橋智行通信員）
