<ロッキーズ3-5ドジャース>◇20日(日本時間21日)◇クアーズフィールド
ドジャースが、上位打者3人のアーチで快勝した。まずは、「1番DH」で出場した大谷翔平投手(29)が、2試合ぶりの1発となる21号先頭打者アーチで先陣を切った。初回、先発左腕ブラックに対し、カウント2-1から真ん中に入った時速89マイル(約143キロ)のシンカーを中堅奥の茂みへ運んだ。飛距離427フィート(約130メートル)の一撃で、オズナ(ブレーブス)を引き離し、キング争いでリーグ単独トップに立った。
4回には、2死から2番ウィル・スミス捕手(29)が左中間へ11号ソロ、3番フレディー・フリーマン一塁手(34)が中堅へ11号と2者連続アーチでリードを広げた。
ドジャースは主軸ベッツ不在の中、1番から3番まの「そろい踏み」で試合の主導権を握って快勝。敵地4連戦を3勝1敗と勝ち越した。
試合後、地元テレビ局のインタビューに応じたスミスは、特大の138メートル弾にニンマリ。「1本打てたけど、(安打ポーズの)“ドラゴンボール”で遊ぶ準備はできていたよ」と、笑顔で会心打を振り返った。