＜欧州選手権（ユーロ2024）：スペイン1－0イタリア＞◇20日（日本時間21日）◇1次リーグB組◇第2戦◇ゲンゼルキルヘン
スペイン（FIFAランキング8位）が前回王者のイタリア（同9位）を1－0で下し、B組首位で16強進出を決めた。
前半から主導権を握ったのはスペインだった。前半2分、FWニコ・ウィリアムズのクロスからMFペドリが頭で合わせるが、イタリアGKドンナルンマのファイセーブに阻まれた。の堅守を敗れずスコアレスで後半に突入した。
その後もモラタのクロスからニコ・ウィリアムズがヘディングシュートを放つ。16歳FWヤマルが巧みなドリブルで中央へ進み、狭いスペースの中で2人をかわしてチャンスを広げるなど、個人技を前面に出した攻撃力でイタリアを圧倒した。
後半に入ってもスペインのペースは変わらず、7分には左サイドのFWニコ・ウィリアムズのパスからDFククレジャがペナルティーエリアへ進入し、中央へ折り返し。MFペドリが右足で合わせたが、ゴール左へ外れる。左サイドから得点の匂いが漂う中、3分後の10分だった。
左サイドからニコ・ウィリアムズがゴール前へ鋭いクロスボールを送ると、モラタがニアサイドでモラタが頭ですらしたボールがゴール前へ。GKドンナルンマが触りきれず、後方に入ったDFカラフィオリの足に当たり、オウンゴールとなった。
この日最も輝きを放ったニコ・ウィリアムズは後半26分にはミドルシュートを狙うが、ボールはクロスバーを直撃。追加点とはならなかった。
終盤、1点を追うイタリアはロングボールから活路を見いだす。後半アディショナルタイム、後方からの長いパスを受けたMFカンビアッソが右サイドからワンタッチでゴール前へ送るが、スペインDFラポルテが頭でクリア。最後まで集中力を切らさず、1点を守り切った。
マンオブザマッチはニコ・ウィリアムズが獲得した。
