ヤンキースのコールが復帰登板で５回途中２失点５三振、最速157キロ「戻ってこられて良かった」

ヤンキースのエース、ゲリット・コール（ロイター）

＜ヤンキース6－7オリオールズ＞◇19日（日本時間20日）◇ヤンキースタジアム

右肘の違和感で離脱していたヤンキースのエース、ゲリット・コール投手（33）が19日、本拠地ヤンキースタジアムでのオリオールズ戦で今季初登板した。

先発し、4回0／3で62球を投げ、3安打5三振1四球2失点だった。初回に2本の二塁打で1点を与えたが、2回以降は立ち直った。最速は97・5マイル（約157キロ）だった。5回の先頭打者に安打を許したところで降板した。

「戻ってこられて良かった。ここ数カ月は長く感じた。多くの感情が交錯した。ボールをコントロールすることで少し落ち着いた。まだ投げられたが、戦略的に球数制限を守った」と振り返った。

コールは昨年、33試合に15勝4敗、防御率2・63でサイ・ヤング賞を獲得した。今年3月のオープン戦後、右肘に違和感を覚え、離脱していた。前年のサイ・ヤング賞投手が、開幕から50試合以上を経過してからシーズン初登板を迎えるのは、70年マクレーン、83年ブコビッチに次ぐ3人目となった。