【ソフトバンク】近藤健介、史上初の交流戦２年連続優秀選手賞「いい弾みに」トップタイ14打点

ランニングを行う近藤（撮影・岩下翔太）

ソフトバンク近藤健介外野手（30）が19日、「日本生命セ・パ交流戦2024」の優秀選手賞を受賞した。過去に最優秀選手賞と優秀選手賞の2年連続受賞の例はあるが、2年連続の優秀選手賞は史上初めての記録になった。本拠地・みずほペイペイドームで全体練習に参加した近藤は「リーグ再開に向けていい弾みになる」と喜んだ。

今季は18試合で打率3割5分6厘、4本塁打、12球団トップタイ14打点の好成績を残した。6月2日の広島戦ではサヨナラ本塁打を含む1試合2発の大暴れ。「チームが勝てる1発だったので良かったかなと思います」と思い返した。同12日のヤクルト戦では右翼守備中に右手を捻挫するアクシデントに見舞われたが、不屈の精神で全試合に出続けた。15日の阪神戦では12球団本塁打を達成した。

この日は右手の負傷も考慮し、打撃練習は控えた。「（守備の）スローイングの方は様子を見ながらやっていきたい」。しばらくはDHでの出場が見込まれる。リーグ戦が再開する21日のロッテ戦に向けては「オールスターまでにしっかりと貯金を伸ばしていくことが大事になる」と気を引き締めた。【只松憲】