ドジャース劇的な大逆転勝利 殊勲の逆転弾ヘルナンデス「このチームにはそれだけの能力がある」

ロッキーズ対ドジャース　9回表ドジャース2死一、二塁、中越え3点本塁打を放つT．ヘルナンデス（撮影・横山健太）

＜ロッキーズ9－11ドジャース＞◇18日（日本時間19日）◇クアーズフィールド

ドジャースが9回、5点のビハインドを跳ね返して劇的な逆転勝利を収めた。

4－9で迎えた9回1死満塁から代打ジェーソン・ヘイワード外野手（34）の満塁弾で1点差に詰め寄った。さらに、大谷が左前打で出塁し、2死一、二塁まで好機を拡大。ここで4番テオスカー・ヘルナンデス外野手（31）が、ロッキーズの救援右腕ビクター・ボドニク投手（24）が投じた100・6マイル（約162キロ）の速球を、18号の逆転3ランを右中間へたたき込み、試合をひっくり返した。カウント1－2から高め速球への微妙なハーフイングがボールの判定となり、抗議したブラック監督が退場処分を受けた直後の1発だった。

試合後、地元テレビ局のインタビューに呼ばれた殊勲のヘルナンデスは「このチームにはそれだけの能力がある」と、チーム一丸の逆転勝利を強調。「（移籍して）1年目だが、ここにいられることを、とてもうれしく思う」と、満面の笑みを浮かべていた。