starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

9度目夏切符狙う関東第一、学校としても意識する最大のライバルは「緑色の憎い“N”」/東東京


大学進学を明言した関東第一・高橋徹平主将(撮影・黒須亮)

<高校野球東西東京大会組み合わせ抽選会>◇15日◇青山学院高等部PS講堂

今春センバツに出場し、5年ぶり9度目の夏の甲子園を狙う関東第一の主将・高橋徹平内野手(3年)が、ライバル校への意識をのぞかせた。

初戦は小岩-豊島学院、芝の勝者に決定。「一番意識する相手は?」という質問に、名門の主将は「やっぱり(二松)学舎さん」と答えた。

二松学舎大付。14年から春夏合わせて8度(春3度、夏5度)も聖地の土を踏んだ。それまで覇権を握ってきた関東第一や帝京などの間に割って入り、一気に「甲子園常連校」の域にさしかかった。

14年以降の関東第一は、二松学舎大付に対して公式戦で2勝7敗。9戦全てが大会準決勝、もしくは決勝で顔を合わせている。夏の大会に限れば0勝3敗と、まさに“宿命の”相手だ。

ただ、ホワイトと鮮やかなグリーンのユニホームに勝ちたいのは野球部だけではない。

「学校側もすごく二松学舎さんを倒して甲子園に行ってほしいという思いが強いので。そういうところで二松学舎さんを視野に入れています」

グラウンドも共に千葉県内。そんな偶然も重なるライバルだ。

今大会、関東第一は第4シードで、一方の二松学舎大付はノーシード。二松学舎大付がどこのブロックに入るかが、大会の行方を左右するポイントのひとつとされた。

関東第一はシード校のため、やぐらの「95」で待ち構えていた。メモが追いつかないほど次々にノーシード校の代表者がくじを引く中、二松学舎大付が引いた番号は「99」だった。

「大会序盤で激突か-」。会場にいたほぼ全ての出席者が、手元の組み合わせ表を見た。だが、両校が対決するなら、舞台は準決勝となった。

もちろん目の前の1試合を勝たなければ先はない。関東第一も、二松学舎大付も、昨夏はそれぞれ5回戦、3回戦で散った。今大会も実力校との激戦が予想される。

高橋は「二松学舎大付は強打のイメージ。それでも自分たちのピッチャーが抑えてくれると信じている」と対決を思い描いた。自身も高校通算56本塁打の主砲として打線を引っ張る。注目される進路も、大会前に「高卒プロ入り」から「進学」に決めた。

しゃがんだ状態からバーベルを持ち上げるデッドリフトはマックス235キロ。鍛え上げてきたボディーで勝利を積み重ね、「緑色の憎い“N”」から大“筋”星を挙げることを心待ちにする。【黒須亮】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.