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【日本ハム】金村尚真9回110球目「ベストを出せなかった…」V2ラン献上で先発初勝利お預け


日本ハム対巨人 9回表巨人無死一塁、岡本和に左越え2点本塁打を浴びる金村(撮影・黒川智章)

<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム0-2巨人>◇15日◇エスコンフィールド

あこがれの巨人戦初登板で勝利をつかむことはできなかった。日本ハム金村尚真投手(23)が、「日本生命セ・パ交流戦」の巨人戦に先発。8回まで無失点と好投も、9回無死一塁で岡本和に左中間席へ決勝2ランを浴びた。自己最長8回0/3、同最多110球を投げ9安打2失点も、先発再転向後の初勝利はお預けとなった。首位ソフトバンクとのゲーム差は、今季最大の9に広がった。

   ◇   ◇   ◇

金村にとっては悔しい1球となった。9回無死一塁、岡本和に投じた初球が甘く入った。真ん中高めのツーシームを捉えられ、左中間スタンドへ運ばれた。「田宮もしっかりインコースに構えてましたし、そこに投げきれてないのが僕の責任。あそこで自分のベストを出せなかったのは、もう本当に悔しい」。球界を代表するスラッガーは、失投を逃してはくれなかった。

前回登板の8日ヤクルト戦も、4回に内角へ構えた田宮のミットから外れ、甘く入った球をサンタナに捉えられ3ランを浴び、序盤の好投をふいにした。「インコースにいかないといけない時にどうしても甘く入ってしまう。(投手コーチの武田)久さんは結構インコースとか投げていたので、聞いたりして次の登板までに直せれば」。その武田コーチは「まずは練習でそれなりに投げられる技術をつけて。後はどれだけ試合で勇気を持って投げていけるか」。今後も“久流弱点克服ゼミ”で修正を図る。

幼少期、ファンだった巨人戦初登板。沖縄・豊見城出身で、何度も巨人の那覇キャンプに通った。登板前には最も覚えている選手に「若い時の坂本さん。対戦できるなんて、すごいなと思います」と胸躍らせていた。2回2死での初対戦は149キロの外角低め直球で3球三振。7回1死満塁のピンチでも、三塁併殺に打ち取った。「いいバッターがたくさんいる中で本当に1人1人大切に勝負しました」。夢のマウンドで得た糧を、成長につなげる。【永野高輔】

○…田宮が「ゆあビーム」発動で金村を援護も、勝利にはつながらなかった。8回無死一塁の守備。巨人泉口のバントを捕球し、矢のような二塁送球で一塁走者を刺し、ピンチの芽をつんだ。「バントだったので狙ってはいたんですけど、ちょうど近くに転がったので思い切っていきました」。5回の打席では左翼線へ二塁打を放ったが、2点を追う9回2死一、二塁の好機では、三飛に倒れ最後の打者となった。

○…約1カ月ぶりに1軍復帰したレイエスは悔しいリスタートとなった。「6番DH」でスタメンも3打数無安打。「今日はグリフィンも金村もすごく好投していたので、それに尽きる」。ファームでは打率3割4分、4本塁打と結果を残して戻ってきた。「状態は悪くない。(16日以降も)同じ気持ちで、同じ準備をして、同じような形で試合に入れれば」と前を向いた。

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