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スペイン代表のデラフエンテ監督(62)がUEFA欧州選手権(EURO2024)初戦を間近に控え、「重要なことをやり遂げられると確信している」と意気込みを語った。
スペインは15日(日本時間16日)のクロアチア戦で欧州選手権をスタートする。試合前日、デラフエンテ監督が記者会見に出席した。
デラフエンテ監督はクロアチア戦に向け、「大きな熱意を持って臨むつもりだ。我々はこの15日間よくやってきた。良いスタートを切りたい。我々は落ち着いているし、重要なことをやり遂げられると確信している」と準備万全であることを強調した。
練習を休んでいるセンターバックのレギュラーであるラポルテの状態については、「クロアチア戦に出場する可能性もあったが、それはリスクを冒すことになる。そのため木曜日(イタリア戦)に向けて、どう回復するか様子を見ていくつもりだ。けがはしていない。違和感があるだけだ。彼は非常に素晴らしい選手で、私にとってそのポジションで最高の選手の一人だよ」とクロアチア戦を欠場することを明言した。
翌日に控えた初戦に向け、スタジアムにクロアチアのサポーターが5万人押しかけるのに対し、スペインのサポーターはわずか1万人であることについては、「スタンドにそんなにも多くのサポーターが集まった試合がこれまで何度あったかは分からないが、1万という数字はとても大きなものだ」とポジティブに捉えていた。
続けて、「我々は国民感情を持つのが難しい国だけど、少しずつ人々を夢中にさせ、自国に誇りを感じてもらうのは我々の責任だ。勝利はそのための最善の方法なので、明日から人々にその理由を与えられることを願っている。我々は世界最高の国だが、いくつか改善しなければならない点もある。スペイン人であることにもっと誇りを持たなければならない」とコメントした。
今大会の目標については「できるだけ遠くに行けるように全力を尽くす必要がある」と語り、クロアチア戦のスタメンについては「もう決めているが、まずは選手と話したい」と明らかにしなかった。
(高橋智行通信員)