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【ヤクルト】奥川恭伸980日ぶり白星「すごく緊張しました」5回7安打1失点、最速151キロ


オリックス対ヤクルト 力投するヤクルト先発の奥川(撮影・上山淳一)

<日本生命セ・パ交流戦:オリックス3-5ヤクルト>◇14日◇京セラドーム大阪

ヤクルト奥川恭伸投手(23)が、5回7安打1失点の好投で、21年10月8日阪神戦(神宮)以来となる自身980日ぶりの白星を挙げた。

静かに息を吐いた後、力を入れ、投じた1球目は150キロの速球だった。やや力みが見られ、2球連続でボールが抜けたが、3球目以降は修正。先頭の広岡を右飛、1死から失策で1死二塁のピンチを背負ったが、太田を中飛、西川は二ゴロでスコアボードにゼロを刻んだ。

2回は先頭の紅林に初安打を許したが、宗を投ゴロ併殺。杉本、西野に連打を浴びるも、若月を空振り三振に抑えた。3回1死一、二塁のピンチは西川を三振、紅林を右邪飛。4回に杉本にソロを許したが、勝利投手の権利がかかる5回は3者凡退でマウンドを降りた。

打線からは、3回までに4点を援護された。1回2死二塁から、村上が先制の適時打。3回には武岡が右前打で出塁し、1死一、三塁から長岡の二ゴロの間に追加点を挙げ、サンタナの2点適時二塁打で4点のリードをもらった。

登板後、奥川は「すごく緊張しました。野手の方の守備に助けられ、点も取ってもらい、リズム良く投げさせてもらうことができました」とコメントした。重圧がかかる中、最速151キロをマーク。自身808日ぶりの1軍登板で、投球センスの良さを随所に示した。

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