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レアル・マドリードのスペイン代表DFナチョ(34)がサウジアラビア行きを決めた。スペイン紙マルカ電子版が13日に報じた。
ナチョはRマドリードとの契約が今年6月30日で満了する中、シーズンを通じて来季の去就を検討してきたが、同紙によるとまだ契約書にサインしていないものの、サウジアラビア移籍を決断したとのことだ。そのクラブは、昨季までRマドリードでチームメイトだった元フランス代表FWベンゼマを擁するアルイテハドであるという。
アルイテハドのスポーツディレクターを務めるラモン・プラネス氏は先週、ナチョと契約を結ぶためマドリードを訪れており、ベンゼマもナチョの加入をポジティブに捉えているとのことだ。
ナチョは現在、Rマドリードから年俸550万ユーロ(約9億750万円)を受け取っているが、アルイテハドからのオファーは2年契約、年俸2000万ユーロ(約33億円)とはるかに好条件である。
キャプテンを務めたナチョは今季、センターバックにけが人が続出した中、公式戦45試合に出場して素晴らしいパフォーマンスを発揮し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)、スペインリーグ、スペイン・スーカーカップの3冠に多大な貢献をした。
これにより、ヘント、モドリッチ、クロース、カルバハルに並び欧州CL最多優勝選手となり、さらにモドリッチと並んで26タイトルで、クラブ史上の最多タイトル獲得選手となった。
ナチョはこのような活躍が認められ、14日開幕の欧州選手権に参加するスペイン代表メンバーにも選ばれている。(高橋智行通信員)