大谷翔平投手(29)と山本由伸(25)を擁するドジャースは12日(日本時間13日)、ブルージェイズから内外野を守れるユーティリティーのキャバン・ビジオ内野手(29)をトレードで獲得したと発表した。ビジオはこの日のレンジャーズ戦で、早速「9番三塁」でスタメンに名を連ねた。
今季は移籍前まで44試合の出場で、打率2割、2本塁打、9打点で、7日に40人枠から外れていた。ブルージェイズにはマイナーの投手が移り、ドジャースは金銭も得る。
ビジオの父、クレイグ・ビジオ(58)も大リーガー。アストロズ一筋20年のフランチャイズプレーヤーで、通算2850試合出場、291本塁打、1175打点、打率2割8分1厘、3060安打。捕手の他、二塁手、外野手も守れるユーティリティープレーヤー。15年には殿堂入りしている。
90年代後半のアストロズ強力打線を支えた「キラーB's(キラービーズ)」(殺人蜂の意味)の一角としても知られる。当時、打線を支えたビジオ(Biggio)、ジェフ・バグウェル(Bagwell)内野手、デレク・ベル(Bell)外野手の頭文字が「B」だったことに由来している。