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【オリックス】日本Sのリベンジや!7連勝で交流戦2位 5番の「仕事」紅林弘太郎59打席ぶり適時打


オリックス対阪神 4回裏オリックス2死一、二塁、紅林は先制の左前適時打を放つ(撮影・前岡正明)

<日本生命セ・パ交流戦:オリックス4-0阪神>◇12日◇京セラドーム大阪

虎にリベンジや! オリックスが昨年日本シリーズの再戦となった「日本生命セ・パ交流戦」の阪神3連戦に連勝し、カード勝ち越しを決めた。同カードで連続完封は史上初。連勝は今季最長を更新する「7」まで伸びた。5番紅林弘太郎内野手(22)が決勝打となる先制打など3安打2打点の活躍。リーグの順位は5位だが、交流戦は9勝5敗でソフトバンクと並ぶ2位まで浮上してきた。

   ◇   ◇   ◇

昨秋の屈辱はもちろん忘れていない。オリックス紅林は阪神に勝ち越し、少し声のトーンを上げた。

「去年、すごい悔しい思いをしている。やっぱり日本一を目の前で取られたので。チーム全体が悔しい思いを持ってやっている」

紅林自身は日本シリーズ全7試合に出場し、20打数8安打の打率4割で敢闘選手賞に選出。それでも敗れた記憶しかない。

リベンジの思いを体現したのは4回だ。2死一、二塁で大竹の直球を左前にクリーンヒット。先制点を奪った。前の西川が四球とあり、初球を狙った。5月24日の西武戦以来となる自身14試合、59打席ぶりのタイムリー。「5番を打たせてもらっている。打点とかの1本が仕事。そこで打てたのは良かった」。6回も適時二塁打を追加した。

シーズン序盤は下位を担っていた。5月中旬から5番にほぼ固定。前を打つ4番西川が調子を上げてきただけに、紅林も好調なら得点力が増す。3番太田も含めた若い主軸が、チームを勢いに乗せている。

紅林は昨年、得点圏打率が2割3分6厘。それが今年は3割4分1厘に大幅アップ。2度のサヨナラ打もマークした。「去年までは打ちたいとか、打点を挙げたいとか結果を気にしていた。今年は過程を大切にできている」と自己分析。クリーンアップに見合う勝負強さが身についてきた。

「坊主にしたからです。髪を切ったから」。4月中旬、3失策した試合後の丸刈りをきっかけに、2割程度だった打率が上昇。この阪神2連戦は2戦連続3安打の固め打ちで打率は2割9分まで上げた。「見ての通り、鼻声なので」と今は体調不良を引きずりながらプレーを続けている。

「宮城と連絡取りますけど『すごく悔しい』と言っていた。早く戻って欲しいし、宮城がいたらもっともっと勝てる」。同学年で仲のいい左腕エースが5月上旬に左大胸筋の筋損傷で離脱。復帰するまで打ち続けるつもりだ。【大池和幸】

◆23年日本シリーズVTR セは阪神、パはオリックスが制し、1964年(昭39)の阪神-南海以来、59年ぶりに関西球団が顔を合わせた。初戦は阪神がオリックスのエース山本を打ち砕き先勝。第2戦はオリックスが4投手の継投でタイに。第3戦はオリックスが逃げ切ったが、阪神は第4戦で大山のサヨナラ打、第5戦は8回に大量6点を挙げて逆転勝ちし、王手をかけた。第6戦で山本が14奪三振の力投を見せ、オリックスが逆王手。3勝3敗で迎えた第7戦は阪神がノイジーの先制3ランを手始めに7点を挙げて大勝し、85年以来38年ぶりの日本一を手にした。

▽オリックス富山(7回2死満塁で登板。佐藤輝のフライを捕手若月が捕球も、天井に当たったとファウルの判定となり、最後は空振り三振)「アウトカウントを間違えたかなと思った。2回喜べたんで良かった」

▽オリックス宗(4回2死満塁から左前へ2点適時打)「コンパクトに振るだけだと思ってシンプルにいきました。貴重なヒットだと思いました。連勝伸ばせるように頑張ります」

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