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レアル・マドリードは10日、公式声明でアメリカで来夏開催されるクラブワールドカップ(W杯)に参加することを表明した。
Rマドリードのアンチェロッティ監督は母国イタリア紙イル・ジョルナーレのインタビューで、新しいフォーマットに生まれ変わるクラブW杯について、「選手もクラブもその大会には参加しない。Rマドリードの試合には1試合で2000万ユーロ(約33億円)の価値があるのに、国際サッカー連盟(FIFA)は大会全体でその金額を我々に払おうとしている。それはネガティブなことだ。我々と同じようにいくつものクラブが招待を拒否するだろう」と大会参加に否定的な姿勢を示した。これがスペイン国内で大きな物議を醸していた。
Rマドリードはこれを受け、公式声明を発表。「RマドリードC.F.は、FIFAが24-25年シーズンにオーガナイズする新しいクラブワールドカップへの参加に疑問を抱いたことは一度もない旨を伝えます。したがってわがクラブは予定通り、新たなタイトル獲得で世界中の何百万人ものファンに再び夢を見させられるように、誇りと最大限の熱意を持ってその公式の大会に臨みます」と不参加の意思が全くないことを訴え、アンチェロッティ監督の言葉を完全否定した。
また、クラブの声明と同じタイミングでアンチェロッティ監督も自身のXのアカウントで、「イル・ジョルナーレ紙のインタビューでのクラブワールドカップに対する私の言葉は、私の意図したようには解釈されなかった」とつづり、言葉の真意が伝わっていなかったことを強調。続けて、「Rマドリードでメジャータイトルを目指して戦い続けられる絶好の機会と考えている大会に参加する可能性を否定することほど、私の興味からかけ離れたものはない」と弁明した。(高橋智行通信員)