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【西武】長谷川信哉、元舞妓の母に捧げる1号3ラン「母の日に打てたというのはよかった」


西武対楽天 4回裏西武2死一、二塁、左越え3点本塁打を放ち、チームメートとタッチを交わす長谷川(撮影・宮地輝)

<西武6-2楽天>◇12日◇ベルーナドーム

母の日におこしやす~。西武長谷川信哉外野手(21)が、今季第1号の3ランを放ちチームを2連勝に導いた。途中出場した4回2死一、二塁から、左翼席へ1発。京都出身で舞妓(まいこ)をしていた母を持つ若獅子が、日曜日の本拠地を沸かせた。先発の今井達也投手(26)は7回5安打2失点で今季3勝目を挙げ、楽天戦での連勝を「12」に伸ばした。

    ◇    ◇    ◇

年に一度の母の日。長谷川が日頃の感謝の思いをバットに込めた。中堅の守備から出場し、1点リードの4回2死一、二塁で打席が回った。カウント1-1から、楽天のベテラン右腕岸の高めに浮いたカーブに反応した。「うまく体重が右側に残っていたので、振ることができた。いい角度で上がってくれてよかった」。打球は大きな放物線を描き西武ファンが待つ左翼席へ。「母の日に打てたというのはよかった」と活躍する姿を届けた。

母りかさんへ、試合前の朝に「いつもありがとう」とメッセージを送った。返信を見て、思わず感極まった。「ちょっと涙腺がゆるんだ。でもその恩返しじゃないですけど、打つことができて、喜んでもらえたんじゃないかな」。

京都出身で、母は舞妓(まいこ)をしていた。小さいころから礼儀については徹底して教育されてきた。「とにかくあいさつはどの方にもしなさいという教えだったので、それがこの世界でも生きていると思う」。ヒーローインタビューではファンを前に「おこしやす! 京都出身、長谷川信哉です」とあいさつし、球場を盛り上げた。

打率1割台と苦しんでいたが、本塁打含む2安打、プロ初の3打点を挙げる活躍でチームを連勝に導いた。「思い切って失敗して、ファームに落とされるならいいなと思って、打席に入った。いい形になってよかった」。グラウンドで輝く最高のプレゼントを母へ届けた。【山崎純一】

◆長谷川信哉(はせがわ・しんや)2002年(平14)5月17日生まれ、京都市出身。敦賀気比では2年春に投手から野手に転向し、2年夏に甲子園出場。20年育成ドラフト2位で西武入団。22年7月2日に支配下登録され、同日ソフトバンク戦で初出場。23年5月16日日本ハム戦で初本塁打。今季推定年俸1100万円。183センチ、85キロ。右投げ右打ち。

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