法大が東大に２連勝で勝ち点２に ３年間公式戦登板０の法大・安達壮汰が中継ぎエースに

東大対法大　8回表から法大2番手で登板する安達（撮影・滝沢徹郎）

＜東京6大学野球：法大7－4東大＞◇第5週第2日◇12日◇神宮

法大は粘る東大打線を振り切り、2連勝で勝ち点を獲得した。

今秋ドラフト候補左腕の法大・吉鶴翔瑛投手（4年＝木更津総合）が、7回4失点。7回に3－4で一時勝ち越しを許すも、打線が終盤に4点を追加して逆転した。

勝ち点を2に伸ばした法大にとって、今春デビューの安達壮汰投手（4年＝桐光学園）の活躍が欠かせない。中継ぎとして好投を続け、ここまで7試合12回1／3を投げ、わずか2失点と安定。この日も吉鶴の降板後、ストライク先行で2イニングを6人でピシャリと抑えた。安達は「（未登板だった）3年間本当に苦しい思いをしてきたので、今年にかける思いは人一倍強いです」と、最終学年で力を発揮している。

「母の日」のイベントが開催されたこの日、野球好きの母・文恵さん（56）も応援にかけつけた。安達は「小さいときからずっとお世話してもらって…」と照れながら感謝。力投する姿を見せることができた。

大島公一監督（56）は「いつも落ち着いて。危なげないピッチングをしてくれます。助かります」と安達の頑張りを笑顔でたたえた。