<明治安田J1:磐田0-3鳥栖>◇11日◇第13節◇ヤマハ
ジュビロ磐田は0-3でサガン鳥栖に敗れ、今季2度目の2連敗を喫した。前半終了間際に先制点を献上。後半もさらに2失点し、今季5度目の完封負けとなった。ホームでの惨敗に、試合後はスタンドからブーイングが起こり、横内昭展監督(56)は「こういう負け方をしてしまい、申し訳ない」と頭を下げた。
「飛車角落ち」の布陣では本来の力を出せなかった。開幕からゴールマウスを守ってきたGK川島永嗣(41)がコンディション不良で欠場。前節東京V戦で額骨折の重傷を負った得点ランクトップのFWジャーメイン良(29)も不在だった。守護神とエースを欠く中、前半追加時間にオウンゴールで失点。ジャーメインの代役としてJ1初先発となったFW石田雅俊(29)は前線で起点を作るも、ゴール前での迫力を欠き、「自分の力のなさを感じた」とうつむいた。
ケガ人や出場停止の影響で前節から先発4人を変更。指揮官は「自信を持って送り出したメンバーなので、そこに関しては僕自身の責任」と言い訳しなかった。次戦は中3日でのアウェー札幌戦。DF鈴木海音(21)は「このピンチをチームを変えるチャンスにしたい」と必死に顔を上げた。【神谷亮磨】