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【日本ハム】完封リレーで今季7度目の0封勝ち 先発加藤貴之は新庄監督からの“暗示”で気合い


日本ハム対ロッテ 7回表、無失点に抑え笑顔の加藤貴(撮影・黒川智章)

日本ハムが完封リレーで2カードぶりの勝ち越しを決めた。加藤貴之投手(31)が7回をわずか79球、3安打無失点でバトンをつなぐと、8回をいまだ防御率0・00の河野竜生投手(25)、9回を守護神・田中正義投手(29)が締めた。田中はリーグ2位の9セーブ目。チームは今季7度目の0封勝ちとなった。

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ベンチで勝利を見届けた加藤貴は、全球ストレートの空振り三振で試合を締めた“アンカー”田中正へ歩み寄った。自身は4月21日以来、3登板ぶりの白星。「点を取ってもらって打たれることが多かった。チームが勝てたので本当によかった」。3投手の継投で、スコアボードに0を並べた。

加藤貴は試合前、“暗示”にかけられた。登板間でヘアスタイルを一新。新庄監督からは、アッシュに変わった髪色に触れられ「(気分一新で)いけるやろ」と言葉をもらった。「(普段は)会話はないっすね。僕は」という加藤貴にとっては、何げない日常会話も、気持ちを高める要素のひとつになった。

「感覚は(今季)一番よかった」という快投だった。ストライク先行でカウントを有利に進め、6回1死まで無安打投球。3回の茶谷、5回の山口から三振を奪った右打者の内角を突くクロスファイアが効果的だった。「そこは左投手は大事な部分なので」。今季序盤は苦しんだが、「(投球)フォームがしっくり来た」と、ようやく手応えをつかんだ。

7回、わずか79球。余力を残してマウンドを降りた。中5日の間隔で登板した前回からの疲労も考慮された形だが、新庄監督は「河野くんがめちゃくちゃ良いから。7回までいってくれたら河野くん、田中くんにつなげるので」。鉄壁の救援陣の存在も大きい。8回の河野は、先頭の大下を3球で三振に仕留めると、友杉、岡を簡単に打ち取り3者凡退。9回は田中正が10球で締めた。

首位ソフトバンクに敵地で3連敗を喫したが、本拠地に戻り3位ロッテに2連勝。2カードぶり勝ち越しを決めた。加藤貴はお立ち台で繰り返した。「またまだシーズンは長いので」。助け合い、支え合いながら、投手陣のバトンは歓喜の秋までつながっていく。【本間翼】

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