<明治安田J1:川崎F-札幌>◇第13節◇11日◇U等々力
15位の川崎フロンターレは最下位のコンサドーレ札幌と対戦。昨夏、川崎Fに加入した元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミス(38)が、来日初ゴールを含むハットトリックを前半だけで達成した。
待望のゴールは前半30分だった。ペナルティーエリア内右でMF遠野のパスを受けると、相手DFを背負いながらターン。そのままドリブルし右足でゴール左下に突き刺した。世界基準のフィジカルの強さを生かした得点で相手DFもお手上げだった。
昨季は8試合無得点。柏レイソルとの天皇杯決勝では延長戦でのヘディングシュートが柏GK松本に好セーブされるなど、1点が遠かった。今季は5試合目のリーグ戦で、ようやく初得点。ベンチを含めたイレブンがゴミスを祝福した。
2点目は前半43分。左からのMF遠野のクロスを1タッチで合わせ追加点。2点目では、おなじみの「ライオンパフォーマンス」も飛び出した。前半追加タイムには、MFマルシーニョがペナルティーエリア内で倒されて得たPKのキッカーを務め、落ち着いてネットを揺らした。来日から9カ月での初得点で、ふたが開いたケチャップの「ケチャドバ」ごとく、前半だけでのハットトリックとなった。