<女子アジアクラブ選手権:三菱重工浦和2-1仁川現代製鉄>◇決勝◇10日◇浦和駒場
三菱重工浦和が、MF清家貴子(27)の今大会7得点目などで仁川現代製鉄を2-1と逆転で下し初優勝した。男子の浦和は3度、アジアを制しており、男女そろってアジアの頂点に立った。今秋から始まる女子ACLのプレ大会で、一時はアジアサッカー連盟から決勝の中止が通達されたが、両国の尽力で開催にこぎ着けた。清家は今大会の得点女王。リーグ戦も優勝目前で、2冠へはずみをつけた。
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浦和は先制された嫌な展開の中、清家の一発で流れを引き戻した。0-1の前半22分、清家がMF栗島の浮き球パスに抜け出し右足でゴール上に突き刺した。「久々に先制点を奪われて、こういう舞台で試されていると思った。自分たちならやれると思っていた」。前半26分にセットプレーで勝ち越し、アジアの頂点に。今大会7点で得点女王。トロフィーを掲げ「浦和育ちでアジアのタイトルの重要性は知っていた。戦えて勝ったことは人生の宝物」と笑みを浮かべた。