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青学大の侍ジャパン西川史礁の適時打で開幕から7連勝 西武渡辺GM「広角に打てるいいバッター」


青学大対中大 中大に勝利し笑顔を見せる青学大西川(左)と児玉(撮影・たえ見朱実)

<東都大学野球:青学大2-1中大>◇第4週第1日◇9日◇神宮

青学大が中大に先勝し、開幕から7連勝した。東京6大学野球の日程変更で今カード2戦目は24日に行われるが、第5週の日大戦で青学大が勝ち点を挙げ、2位の中大が亜大戦で勝ち点を落とすと、青学大の3季連続優勝が決まる。

投打ともに、チームの柱が躍動した。4回無死二、三塁から初谷健心内野手(3年=関東第一)の一ゴロの間に三塁走者を迎え入れ先制。なおも1死三塁から侍ジャパンに選出された西川史礁外野手(4年=龍谷大平安)の中前適時打で貴重な1点を加えた。

投げては、開幕から無失点で、リーグトップを走る先発の児玉悠紀投手(4年=日大三)が制球よく打たせてとり、6回0/3を6安打無失点でつなぎ、リードを守り切った。

西川は、7試合を戦い26打数10安打でリーグトップの3割8分5厘。「毎試合1本出ればチームの勝利に貢献できるバッティングをできればいいなと思って毎試合臨んでいます」と、冷静に振り返った。これで開幕から負け無しの7連勝。「この試合で何連勝などは関係なく、全力を尽くすことが自分たちの勝利につながると思うので、次もまた全員で勝ちにいきたいと思います」と、昨年達成することができなかった4冠へ。リーグ優勝をその第1歩にする。

この試合を視察した西武渡辺GMは西川について、「強肩強打で俊足。体に力がある。バットが振れるものいいし、広角に打てるのもいい。ジャパンでも実証済みだし。いいバッターだよね」と評価し、ロッテ榎アマスカウトグループディレクターは「ボールを呼び込めて、自分のところにもっていきながら詰まっても逆方向に打てている。選球眼もよくなっているんじゃないかな」と、高く評価した。

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