<明治安田J1:浦和2-1横浜>◇6日◇第12節◇埼スタ
浦和レッズGK西川周作(37)が、歴代3位となるJ1通算600試合を勝利で飾った。ホームに横浜F・マリノスを迎え、2-1で勝利した。
今季も開幕から定位置を守り、レッズの最後尾に仁王立ち。持ち前の素早いシュートストップはこの日もさえ渡った。後半29分には横浜FWヤン・マテウスが得意とする右からのカットインからの左足シュートを見舞ったが、難なくキャッチしてみせた。
また、持ち味とする鋭く正確なキックも披露。後半21分には相手のプレスにも慌てることなく右サイドへ正確なパスを送った。そこを起点にして、最後はMF伊藤敦樹がこの日2点目となるシュートを決めた。
後半41分に横浜DF加藤望にゴール前に細かい連係から得点を奪われた。クリーンシートとはならなかったが、最少の1失点で乗り切った。アジア・チャンピオンズリーグで決勝に進出している強豪相手に落ち着いた払ったプレーは光った。
西川の初出場は大分時代の05年7月2日の横浜戦(大分)で、通算出場数の歴代最多はMF遠藤保仁で672試合、2位がGK楢崎正剛で631試合。
上位2人の600試合到達時の年齢を見ると、遠藤が38歳9カ月13日、楢崎が39歳5月18日。最年少の37歳10カ月18日で到達した西川には、さらなる記録更新が期待される。