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【南葛SC】山田洋次監督来場「キャプ翼&寅さん」コラボの一戦は漫画のような展開で劇的勝利


「男はつらいよ」の誕生55周年を記念し、南葛SCのホーム開幕戦に駆けつけた山田洋次監督(右)。左は南葛の高橋陽一代表

<関東1部:南葛SC3-2桐蔭横浜大>◇5日◇奥戸総合スポーツセンター

南葛SCが、後半追加タイムの劇的勝ち越し弾で桐蔭横浜大に競り勝ち、3連勝を飾った。

同クラブは東京・葛飾区がホームタウンで、世界的人気のサッカー漫画「キャプテン翼」の原作者・高橋陽一氏が代表を務める。キックオフ前には、同じ葛飾区が舞台の映画「男はつらいよ」の55周年を記念し、山田洋次監督が来場した。同監督は「男はつらいよ」の主題歌の歌詞「<歌詞>奮闘努力の 甲斐もなく 今日も涙の 日が落ちる」を挙げ「試合としては、甲斐もなく負けたらダメですからね。歌うときは、甲斐があって勝利、と歌っていただきたい」とエールを送った。

漫画界と映画界の両巨匠の2ショットが実現した試合で、風間八宏監督が率いる南葛SCも、ドラマチックな試合展開で勝利を飾った。

前半5分に電光石火の縦に速い攻撃で先制も、風下になった後半は大苦戦。後半17分、同28分に相手にミドル弾を浴び、1-2と逆転された。

勝ち越しを許しても、攻め続けるのが今の南葛。後半35分に途中出場のMF下平のクロスをFW奥原が頭でネットを揺らし同点に。さらに後半追加タイム、FW大前のフリーキックからゴール前の混戦で再び奥原がネットを揺らした。

スリリングな展開での勝利に、過去最多の2055人の観客は、総立ちで拍手。風間監督が川崎フロンターレで指揮していた時代も、「等々力劇場」の言葉が浸透したほど、最後の最後でドラマをつくってきた。試合後、山田監督からプレゼントされた「寅さんバッジ」を披露し「ちゃんとコラボして勝ったからね」と笑みをこぼした。

失点はミスからカウンターを浴びたもの。反省もあるが、3戦9発で3連勝。攻撃面では着実に進化している。指揮官も、日々の練習での技術向上を掲げ「キャプテン翼のチームなので。このぐらいおもしろく(笑い)。今日はたくさんお客さんが来てくれて、フロントも一生懸命やってくれて。応援してくれる人たちも楽しみに来てくれている。選手も楽しくプレーして、これはずっと続けていきたい」。葛飾からJリーグの夢へ、1歩ずつ歩み始めている。【岩田千代巳】

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