乾「もう一度金を」＝世界水泳へ抱負―ＡＳ

　７月に福岡市で行われる水泳の世界選手権で、アーティスティックスイミング（ＡＳ）ソロの２種目連覇が懸かる乾友紀子（３２）＝井村ク＝が２９日、東京辰巳国際水泳場で取材に応じ、「もう一度、金メダルを獲得できるように頑張りたい」と抱負を述べた。 　ＡＳでは、昨年の世界選手権（ブダペスト）後にルールが改定された。演技構成を事前申告し、一つ一つの技を点数で優劣をつけるフィギュアスケートに近い評価基準を導入。演技時間は短くなるという。技術面の強化をしつつ、持ち味の豊かな表現力との両立に取り組む。 　２００１年に福岡市で行われた世界選手権では、テレビ画面越しに日本選手の演技を見て競技にのめり込んだ。「たくさんの人に見てもらいたい」と意気込みを示した。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕水泳の世界選手権を控え、取材に応じるアーティスティックスイミングの乾友紀子＝２９日、東京辰巳国際水泳場