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五輪新採用の「スキーモ」=登山とスキー融合


 2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪で、山岳スキーが追加競技として実施される。国内の競技人口は200人ほどでなじみは薄いが、五輪採用を機に強化の動きが進んでいる。  登山とスキーが融合した競技。欧州の国境警備隊の訓練が起源で、イタリアなどで高い人気を誇る。上りは板に滑り止めのシールを付けたり担いだりし、下りはスキーで滑降して順位を争う。関係者の間では「Ski Mountaineering」を略して「SKIMO(スキーモ)」の愛称で親しまれている。  ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪では「スプリント」と「混合リレー」が行われる。スプリントはゲレンデ内の斜面に作られたコースを周回し、混合リレーはスプリントに近いコースレイアウトで男女が1人ずつ交互に走って着順を競う。  五輪での実施はコース設定などの理由から見送られたが、山中を駆ける「インディビジュアル」は山岳スキーの花形。累積標高差が1000メートルを超え、約15キロのコースで1時間以上かけて争う。  五輪出場枠は男女各18人で、選考基準は今秋に決まる予定。競技を管轄する日本山岳・スポーツクライミング協会の笹生博夫理事によると、日本は大陸枠獲得を目指す。アジアでは実力上位だが、近年は中国が強化を進めており、笹生理事は「韓国を加えた3カ国で争うことになる」とみる。  昨年11月、男女の強化指定選手をスペイン代表との合同合宿に派遣。同月のワールドカップ(W杯)開幕戦にも出場したが、本場欧州との力の差は大きかった。他競技と掛け持ちする選手が多く、協会の丸誠一郎会長は「ポテンシャルのある選手を発掘している段階。興味があれば、スキーモの選手として養成したい」と歓迎する。金の卵を見つけ、世界と戦えるレベルを目指している。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕山岳スキーのスプリントで競り合う選手((C)ISMF) 〔写真説明〕山岳スキー日本選手権のスプリントで斜面を上る選手=2022年2月26日、富山県黒部市(関口祐司さん提供)
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