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自信深めた奈良岡=世界王者と接戦―バドミントン


 バドミントンのワールドツアー成績上位8人によるファイナルで、男子シングルスの奈良岡功大(IMG)が4強入りを遂げた。開催地のバンコクから12日に帰国し「緊張したが、楽しんでできた。初出場でベスト4まで行けたのでうれしい」と充実した表情を見せた。  1次リーグA組を2位で突破。準決勝で周囲を驚かせた。昨年の東京五輪と今年の世界選手権を制した世界ランキング1位のビクトル・アクセルセン(デンマーク)と1時間半近い熱戦を繰り広げ、1―2で逆転負けを喫したものの、王者と互角に渡り合った。  1次リーグでは歯が立たず、5点、15点でストレート負け。その経験を準決勝での再戦で生かした。相手のショットも読めていたという。「準決勝をやるまではかなわない選手だった。競ることができたので、次は勝ちにいく」と言うように、確かな自信を得た。  飛躍の1年だった。6月にA代表となり、3位に入ったデンマーク・オープン、フランス・オープンなどポイントの高い大会でも結果を残した。  年初は47位だった世界ランキングも13日付で13位に。桃田賢斗(NTT東日本)に迫り、日本勢トップになる日も近い。それでも「まだ下っ端。常に挑戦者の気持ちでやっていきたい」。冷静に自身を見つめながら、2024年パリ五輪の予選が始まる来年へ向かう。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕バドミントンのワールドツアー・ファイナル準決勝でプレーする奈良岡功大=10日、バンコク(AFP時事)
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