チュアメニ、浮沈激しく＝Ｗ杯サッカー・フランス

　フランスのチュアメニにとって、浮き沈みの激しい一戦だった。前半１７分にＷ杯自身初ゴールで先制点を挙げたものの、後半早々にイングランドのサカを倒してＰＫを献上。それでも味方が勝ち越し点を奪うと、喜びを爆発させた。 　先制のミドルシュートは鮮やかだった。グリーズマンのパスを受け、ペナルティーエリア手前から迷いなく足を振る。助走はほぼない。寄せてきた相手の股下を抜く目の覚めるような一発だった。 　２２歳。前回優勝の立役者となったポグバとカンテを欠く中、中盤を引き締める役割を担う。モロッコとの次戦に向け、「冷静さを持って臨みたい。僕たちは最高のレベルを保つ必要がある」と表情を引き締めた。　（アルホル時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、先制ゴールを決めるフランスのチュアメニ＝１０日、アルホル（ＥＰＡ時事）