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堅守速攻にすごみ=5バックのオランダ=W杯サッカー


 意外な光景だった。オランダが自陣に下がって守り、前線のデパイとガクポは積極的にはプレスにいかない。ファンハール監督は「特にトップレベルのチームと戦う場合、ボールを長く保持されることは受け入れがたい」。守備に比重を置いた立ち上がりは不本意だとばかりに、そう言った。  だが、そんな前半に2得点を奪った。ボールを支配され、低い位置でどれだけパスを回されてもオランダの守備隊形は乱れない。相手の出方を冷静にうかがっていた。  5バックから繰り出す堅守速攻は、ファンハール監督が2014年までオランダを率いた際に用いた戦術だ。ファンダイクが「自分たちの強みは中盤。いつもとはプレスのやり方を変えてみた」と明かせば、ドゥムフリースは「ボールを持たせてカウンターを仕掛けようと思った」。指揮官が入念に仕込んだ策だったのかもしれない。  相手を自陣に引き込んでからのカウンターは、すごみがあった。前半10分の先制点は、何人もがワンタッチのパスをつないだ速攻から。後半は保持率を高め、1次リーグでわずか1失点だった米国から3得点を奪った。  これまで3度も準優勝にとどまり、前回出場した2014年ブラジル大会では準決勝でPK戦の末に涙をのんだ。「私たちは王者になりたいチームではない。王者になれるチームだ」と指揮官。何度も届きそうで届かなかった頂点へ、決勝トーナメントをまずは順調に滑り出した。 (ドーハ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、先制ゴールを決めたオランダのデパイ(中央)=3日、ドーハ
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