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快足の伊東、経験のオビエド=注目は右サイドの攻防―W杯サッカー


 初戦でドイツに歴史的な逆転勝ちを収めた日本と、スペインに0―7の大敗を喫したコスタリカの状況は対照的。日本がボールを支配する展開が予想される。  ゴール前に人数を割くコスタリカの守りをこじ開けるのは容易ではない。ただ、日本がボールを奪った後のカウンターでは十分にチャンスがある。カギを握りそうなのが日本の右サイドでの攻防。快足の伊東(スタッド・ランス)と、経験豊富なオビエド(レアル・ソルトレーク)の勝負だ。  純粋なスピード勝負なら伊東に分があるが、イングランド・プレミアリーグで7シーズンプレーした左サイドバックは速さと状況判断の良さを兼ね備える。攻撃時は積極的に高い位置を取ろうとするものの、伊東の怖さは分かっているはず。リスクを考えながらポジショニングするだろう。  32歳のオビエドは国際Aマッチ70試合以上に出場し、4年前のロシア大会も経験。「待ち望み、このために頑張ってきた瞬間」と迎えた初戦は最悪の結果だった。このまま終われない思いは強いだろう。  伊東はドイツ戦で守備に追われる時間が長く、「前に出るパワーがなかった」と振り返った。29歳は「次の試合では自分が試合を決めてやろうという気持ち」と話しており、ボールを持てばがんがん仕掛ける姿勢が期待できる。 (ドーハ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕1次リーグ初戦のドイツ戦、突破を図る伊東(左)=23日、ドーハ(AFP時事) 〔写真説明〕国際親善試合の韓国戦、相手選手と競り合うコスタリカのオビエド(手前右)=9月23日、韓国・高陽(EPA時事)
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