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浅野、小さな選手に夢を=伝統球団競合に「まさか」―プロ野球ドラフト


 巨人と阪神。伝統あるライバル球団の競合の末に、くじを引き当てたのは巨人の原監督だった。  高松商高の浅野は「ずっとプロを目指してきて、まさか競合するような選手になれると思わなかった。不安もあったので、指名されてうれしい」。何度も手の汗を拭うなどの落ち着かない様子から一転、引き締まった表情で思いを語った。  今夏の甲子園で3本塁打を放ち、今年のドラフトの主役に躍り出た強打者。高い注目度の中で巨人がいち早く1位指名を公表し、当日になって阪神も続いた。  高校通算68本塁打の長打力が最大の魅力だが、「中距離打者として勝負したい。首位打者のような、チームの勝ちにつながるタイトルを取りたい」と浅野。身長171センチと小柄なこともあり、プロでは走攻守の総合力で活躍する姿を思い描く。  「小ささを言い訳にせず、体の小さな選手に夢を与えたい。少しでも早く1軍で活躍したい」。球団の歴史を彩る数多くの名打者に続く「小さな大打者」として、新たな名を刻む未来へ突き進む。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕巨人の帽子をかぶってポーズを取る高松商高の浅野翔吾外野手=20日、高松市 〔写真説明〕巨人が交渉権を獲得し、記者会見でポーズを取る高松商高の浅野翔吾外野手(右)=20日、高松市 〔写真説明〕胴上げされる高松商高の浅野翔吾外野手(中央)=20日、高松市
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