古豪の堅守、支える師弟コンビ＝ゴディンとヒメネス―Ｗ杯サッカー・輝く競演（２）

　古豪ウルグアイが誇るセンターバックコンビが、そろって臨む３度目のワールドカップ（Ｗ杯）。３６歳のディエゴ・ゴディンと２７歳のホセマリア・ヒメネス。１対１の強さに絶対の自信を持ち、空中戦でも圧倒的な強さを見せる２人は師弟コンビでもある。 　ウルグアイ歴代最多となる国際Ａマッチ１５９試合出場のゴディンは出場すれば４大会連続のＷ杯。対人の強さに衰えを感じさせず、闘志あふれるプレーで守備陣をけん引する。そんなベテランをヒメネスは師と仰ぐ。 　ヒメネスは１８歳でアトレチコ・マドリード（スペイン）に入団。既にトップ選手だったゴディンと６年間を共にし、その背中を追い続けた。クラブと代表でコンビを組むようになると、技術やメンタリティーを吸収。世界的なＤＦへと成長を遂げた。ゴディンがチームを去った２０１９～２０年シーズンからは背番号２を受け継ぎ、今季はアトレチコで１０年目のシーズンを迎えた。 　８強入りを果たした前回ロシア大会では、５試合のうち４試合でコンビを組み、１次リーグは無失点。決勝トーナメント１回戦のポルトガル戦ではエースのロナルドを封じるなど、その実力を存分に発揮した。 　今大会も対戦相手にとって大きな壁となって立ちはだかる名コンビ。息の合った連係で、伝統の堅守速攻のサッカーを最終ラインで支える。　（時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕古豪ウルグアイの堅守を支えるゴディン（手前右）とヒメネス（同左）の師弟コンビ＝２０２１年９月５日、モンテビデオ（ＡＦＰ時事）