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最後に歴史変える一発=村上、日本一の大砲に―プロ野球・ヤクルト


 歴史を変える打球が、神宮球場の夜空に放物線を描いた。ヤクルトの村上が、王貞治(巨人)が持っていた日本選手のシーズン最多記録を58年ぶりに塗り替える56号。4打数2安打で打率首位も守り、三冠王の偉業を22歳の若さで達成した。  55号の後、出場した13試合でアーチがなく、前日の試合を欠場して調整し、この夜の最終戦に臨んだ。  七回先頭の第4打席だった。初球を思い切りよく引っ張ると、その瞬間に本塁打と確信。打球が右翼席に飛び込むのを見届け、悠然とダイヤモンドを一周した。  開幕前に抱負を語った時、「全てのタイトルを取れるなら取りたい」と貪欲だった。8月2日に史上初の5打席連続本塁打を達成すると、シーズン40号、50号などの節目は最年少でマーク。記録尽くしのシーズンだった。  小学生から本格的に始まった野球人生。壁にぶつかれば、ふがいなさを感じて涙を流したこともある。それでも自分の可能性と向き合い、試行錯誤を続けてきた。最適なバット探しやフォームの改良、相手投手の研究、入念な柔軟体操。体のケアは目にまで及ぶ。プラスになると思ったことは何でもやった。  5年目で球界を背負う大打者に成長した若き大砲。9月25日にリーグ連覇を果たした際、「記録との戦いに挑戦できる幸せを感じながら、自分ならできると信じて頑張りたい」と話していた。来季以降も歩みを止めることはないだろう。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕7回、56号となるソロ本塁打を放つヤクルトの村上(左)=3日、神宮 〔写真説明〕7回、56号のソロ本塁打を放ち、歓声に応えるヤクルトの村上=3日、神宮
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