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川島、控えでも心意気=「11月に向かっていく」―フランス・サッカー


 【ストラスブール(フランス)時事】サッカーのフランス1部リーグ、ストラスブールの日本代表GK川島永嗣にとって、今季は特別なシーズンだ。ワールドカップ(W杯)カタール大会が11月に開幕。「チームで積み重ねることでしかW杯での結果やパフォーマンスにはつなげられない。目の前のことを見て、11月に向かっていきたい」と意気込む。  昨季に続いて39歳の立場は控えGKだ。チームにとって不可欠の存在ではあるが「試合に出なければ意味がないと毎日自分に言い聞かせている。そのためにできることをやり続けるだけ」。8月21日の本拠地スタッド・ランス戦。ウオーミングアップでピッチに現れると観客席から大きな拍手。心意気はファンに伝わっている。  ベルギーで始まった欧州挑戦は13シーズン目。7年目となるフランスでは今季、南野拓実がモナコ、伊東純也がスタッド・ランスに加入した。「新しい土地で挑戦することはすごくいいこと」。苦労も知るだけに後輩の後押しはいとわない。頼られることも多く「分からないことを聞いてくる。教えられることはそんなにないけど」。自然と表情がほころんだ。  今季は契約最終年でもある。「契約を勝ち取ることや欧州でやり続けることだけが目標でもない。高いレベルの中で高いパフォーマンスを目指してやるというのが自分の中での指針」。一日一日、最後の最後まで―。その過程に4度目となる大舞台がある。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕昨季、メス戦でプレーするGK川島永嗣=1月9日、フランス・メス(AFP時事)
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