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小学生向けに代替イベント=全国大会廃止で―柔道


 全国約180人の小学6年生が参加し、「全日本小学生柔道育成プロジェクト2022」が28日に横浜市内で開催された。主催は全日本柔道連盟。3月に廃止が発表された全国小学生学年別大会の代替イベントとして行われ、注目を集めた。  全柔連は2004年に始まった全国大会の廃止理由を「行き過ぎた勝利至上主義が散見される」とホームページで公表。この日のイベントでは無理な巻き込み技などの禁止を伝える映像を流し、パンフレットで指導者によるパワーハラスメントなどの実例を紹介した。  8面の畳に分かれて2試合ずつ練習試合を行い、五輪金メダリストの井上康生、谷本歩実両氏による柔道教室も開かれた。子供たちに笑顔があふれ、全柔連の中里壮也専務理事は「トーナメントなら半分は1回戦で負けてしまう。学年別でトップを決めるより、この方がいいのではという印象を受けた」と話した。  全柔連方針の受け止めはさまざまだ。神奈川県の指導者は「全国大会は他にもあるし、目標を失う子はいなかった」と受け入れる。一方で、高知県の指導者は「各県での話し合いの場がなかった。こういう結果になったのは悲しい」と語った。ある保護者も「勝ち負けは別として、試合では自分の子供の立ち位置を測れる」と訴える。  井上氏は全柔連で競技人口の拡大などに尽力しており、「今後、柔道界が何に取り組んでいくべきか、今回のイベントを通じて次につなげていく必要がある」と言葉に力を込めた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕廃止された全国小学生学年別大会の代替イベントで技を披露する井上康生氏(中央)=28日、横浜市
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