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一矢報いたソフトバンク=打線が意地、連敗ストップ―プロ野球


 今季のソフトバンクは打線の反発力が乏しく、先制された試合は7勝30敗と大きく負け越していた。この西武との首位攻防戦でも初戦、2戦目ともに一回に先制点を許し、連敗を喫していた。  この日も和田が一回に1点を失い、雲行きは怪しかったが、打線が意地を見せた。  二回に3連打で無死満塁とし、柳町が中前にはじき返す同点打。なお満塁で打席に入ったのは、28日に4年ぶりの支配下復帰を果たし、プロ初スタメンの黒瀬。「打点を取ることだけを考えた」。2ボール2ストライクから低めの球に反応してきっちりと犠飛。これが決勝打になった。  四回にも2点の援護をもらった和田は毎回走者を背負いながらも、ベテランらしく冷静に切り抜けた。六回から継投に入って松本の後、ともにコロナ陽性から復帰した嘉弥真と藤井が無失点でつなぎ、モイネロが締める理想のリレーを見せた。  西武に一矢報いる白星を挙げ、連敗は4で止まった。藤本監督は「団子状態の中で落ちないように。最終的にトップにいられたらいい」。6連戦が続く8月へ向け、悪い流れは断ち切った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕2回、プロ初打点となる勝ち越し犠飛を放つソフトバンクの黒瀬=31日、ペイペイドーム 〔写真説明〕2回、同点適時打を放つソフトバンクの柳町=31日、ペイペイドーム 〔写真説明〕ヒーローインタビューを終え、笑顔で撮影に応じるソフトバンクの黒瀬と和田(右)=31日、ペイペイドーム
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