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ブームの先には=新競技、順調に普及―TOKYOから1年(2)


 東京五輪は新競技を中心にスポットライトが当たった。アーバンスポーツでは大会後の普及も順調に進んでいるようだ。  スポーツクライミングは小学生を中心にユース年代の選手が増え続けている。愛好者が多くなった影響が大きく、日本代表の安井博志ヘッドコーチは「クライミングジムは全国に約600ある。施設も増え、より身近になったと思う。大会には定員を大幅に超えるエントリーがある」と言う。  日本山岳・スポーツクライミング協会は年齢別カテゴリーにユースD(10~11歳)を追加。2021年11月にユースDを含む全国大会「フューチャーカップ」を初開催した。安井氏は「勝ち負けではなく、競技を楽しむ大会。指導者講習では成長期の子供が陥りやすいけがの話などをした」。長く続ける子供を増やすことが次の目標だ。  メダルラッシュに沸いたスケートボードは各地のパークが盛り上がっている。21年12月に日本選手権が行われた茨城・笠間芸術の森公園スケートパークは家族連れでにぎわう。明松輝壮店長は「毎週末の初心者教室はキャンセル待ちの比率が増えた。連休には西日本から来るお客さんも多い」と反響の大きさに驚く。  パークを運営するムラサキスポーツによれば、21年4月の開業から五輪を経て会員数も増加。今年3月末までの入場者数は試算を上回る延べ1万6000人。会員には世界のトップを目指す子供たちも多く、新たなスターが発掘されるのも遠い未来ではなさそうだ。  金メダルを獲得したソフトボールは24年パリ五輪で再び実施競技から外れる。3月に開幕した女子の新リーグ「JDリーグ」は観客動員で苦戦し、川島正和事務局長は「とにかく子供たちに興味を持ってもらわないといけない」と危機感を募らせる。教室やキャッチボールイベントなど選手と触れ合える普及活動に力を注ぎつつ、五輪復活へアピールを続ける。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本選手権のイベントで開催されたスケートボードの体験会=2021年12月、茨城県笠間市
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