出場校の選考基準を明確化＝今春の批判受けて協議―選抜高校野球

　日本高校野球連盟は１２日、選抜大会の出場校選考過程を明確にするため、新たに「大会綱領」と「選考ガイドライン」を作成したと発表した。 　「大会綱領」では選抜大会は招待大会であり、秋季大会は参考資料にはなるが予選ではないと明示。「選考ガイドライン」では具体的な選考基準として、秋季大会の試合結果と内容を総合的に評価し、複数の学校の評価が並んだ場合は地域性も考慮する点や、府県大会よりも地区大会を優先して評価することなどを定めた。 　今春の第９４回大会で、東海地区の選考についてさまざまな意見や批判が出たことを受け、センバツ改革検討委員会で協議を進めてきた。 　各地区の出場校数の割り当ても見直しを検討中で、日本高野連の小倉好正事務局長は「今後も議論を進めて、大会をより良いものにしていく」と話した。　（了）【時事通信社】