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自身と向き合い節目到達=大谷「辛抱強く」―メジャー通算100号・米大リーグ


 思うようにいかないもどかしさと向き合いながら、大谷がメジャー通算100本塁打に到達した。昨季のア・リーグ最優秀選手(MVP)に開幕から大きな期待が寄せられる一方で、打席ではなかなか結果が出ずに試行錯誤の日々。4月上旬には「動きの遅れが原因だと思う。もう少し大胆に動けるように準備したい」と修正点を掲げたこともあった。  技術面以外で変化を求める様子も見られた。ソックスを膝元まで見せるオールドスタイルで臨んだ日があれば、普段は行わない屋外の打撃練習に取り組んだことも。  「気分転換もそう。もちろん外で打ちたい気持ちはあるが、(先発)ローテーションで回りながら、毎試合に指名打者で出ていると、練習時間を調整して効率よくやるしかない」。投打フル稼働の合間を縫って、きっかけをつかもうと模索していた。  9日のレイズ戦では自身初の満塁本塁打など2打席連発と、納得の打撃。心掛けたのは打席での準備だ。「一番は構え。しっかりした方向で力が伝わらないと、(バットが)いい軌道に入っていかない。8割5分ぐらい、構えで決まっているぐらいの感じでいる。どういうイメージで打席に立っているかが一番大事」と説明した。  「いいプロセスを踏んで、たとえ10打席単位で結果が出なくても、継続することが大事。辛抱強く我慢しながらやっていきたい」と大谷。ここまでもがいた経験は、必ず今後の糧になる。 (オークランド時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕アスレチックスとのダブルヘッダー第2試合の5回、通算100本塁打となる7号2ランを放ちチームメートに迎えられるエンゼルスの大谷(中央)=14日、オークランド
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