引き締め狙う監督＝高校野球・近江

　近江は、兵庫県西宮市内でフリー打撃やバント練習を行った。補欠校として準備を怠らなかったことが、繰り上げ出場からの４強入りという結果に表れたが、多賀監督は手綱を緩めない。準々決勝では送りバントや走塁のミスがあったため、「選手に活を入れた。心に響くように３０分程度、熱く語った」。 　１回戦から３試合連続完投の山田主将は「体の調子は全く問題ない」と言い、準決勝も先発登板する見込み。新型コロナウイルス感染者が確認されて出場を辞退した京都国際の選手から、４強入りを祝う連絡があったそうで、「改めて野球ができることに感謝する大会になっている」と話した。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕ランニングする近江の選手たち＝２９日、兵庫県西宮市（代表撮影）