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本番へ、し烈な競争始まる=控え組はアピールの機会―サッカー日本代表


 W杯本番まで8カ月。新型コロナウイルスの影響で予選の消化が遅れ、強化に残された時間は少ない。ベトナム戦はテストの色合いが濃くなりそうで、本大会のメンバー入りに向けて生き残りを懸けた戦いが始まる。  27日の紅白戦では、先発組とみられるチームの3トップに久保、上田、三笘が入った。いずれも東京五輪世代の中核だったが、A代表では控えに甘んじている。三笘は24日のオーストラリア戦で後半39分からピッチに入り、チームを救う2得点を挙げた。長い出場時間でどんなプレーを見せることができるか。  遠藤航、田中、守田を逆三角形に配置した中盤は日本の屋台骨だが、遠藤航はコンディション調整のため離脱。ベンチスタートが続く柴崎、原口らが、この一角に割って入ろうとしている。長友から左サイドバックの座を奪おうと奮起する中山は「結果にこだわりたい」と意気込みを示す。  森保監督は大幅に顔ぶれを変え、選手起用の新たな選択肢を模索する構え。ボール奪取に重きを置くチーム戦術は保った上で、「選手が変われば、また違ったオプションを持って戦える」と狙いを語る。アピールのチャンスを生かすのは誰か。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ベトナム戦を翌日に控え、練習する久保(右)ら=28日、埼玉スタジアム 〔写真説明〕ベトナム戦を翌日に控え、練習する柴崎(左)ら=28日、埼玉スタジアム
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