ヤクルト、充実のスタート＝３戦で２０得点、連続零封―プロ野球

　連覇を目指すヤクルトが、開幕３連勝で上々のスタートを切った。開幕戦で７点差逆転劇を演じると、その後は２試合連続で零封。自慢の打線は３試合で２０得点をたたき出した。 　二回にサンタナが、初球の直球を豪快に左翼席へ運ぶ先制３号ソロ。六回は無死一、二塁から山田、村上が連続適時打と、中軸がしっかりと仕事をした。七回には「自分の強みでもある足で貢献したい」と誓う塩見が、右中間を抜ける当たりに快足を飛ばしてランニング本塁打とした。 　高津監督が「投打、守備走塁含めてよくできた。このくらいはいけるチームだと思っている」と誇る充実の内容。高梨が６回無失点に抑え、石山、大西、梅野は無安打リレー。抑えのマクガフが出るまでもなかった。 　昨季は阪神に開幕３連敗を喫したが、今のチームにはリーグと日本シリーズを制覇した自信がある。勢いを付けて、２９日の巨人との本拠地開幕戦を迎える。（了）【時事通信社】