日本、過去２大会も豪州戦で＝因縁のライバル―サッカーＷ杯予選

　日本がオーストラリア戦でワールドカップ（Ｗ杯）出場を決めるのは、３大会連続となった。２０１４年Ｗ杯ブラジル大会アジア最終予選では、第７戦で豪州を埼玉スタジアムに迎えた。終盤に先制を許し、敗戦濃厚の雰囲気に包まれたが、終了間際に本田圭佑がＰＫで同点ゴール。開催国ブラジルを除き、世界最速でのＷ杯出場を決めた。 　１８年Ｗ杯ロシア大会アジア最終予選第９戦でも埼玉スタジアムで相まみえた。前半に浅野拓磨が先制ゴールを挙げ、後半に井手口陽介が追加点。Ｗ杯予選で初めて豪州から勝利を挙げ、Ｗ杯切符をつかんだ。 　日本にとって豪州は何度も激戦を繰り広げてきた宿敵。０６年Ｗ杯ドイツ大会１次リーグ初戦で喫した痛恨の逆転負けは記憶に残る。中田英寿、中村俊輔らを擁した「最強メンバー」は出はなをくじかれ、１勝もできないまま敗退した。１１年アジア杯は決勝で激突。延長後半に李忠成の鮮やかなボレーシュートで決勝点を奪い、雪辱を果たした。 　豪州がＷ杯予選をアジア地区で戦うようになってから、今回で４大会連続の対戦。日本が敵地で勝つのは初めてだった。ライバルとの歴史に新たなページを刻んだ。（シドニー時事）【時事通信社】