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矢吹、初防衛目指す=寺地はスタイル貫けるか―WBC・Lフライ級


 世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級タイトルマッチは19日、京都市体育館で行われる。チャンピオンの矢吹正道(緑)は、昨年9月の対戦で王座を奪取した同級1位の挑戦者、寺地拳四朗(BMB)を相手に初防衛を目指す。互いに別の選手との対戦を挟まず再戦するダイレクトリマッチとなる。  矢吹は前回の試合で、壮絶な打ち合いの末に10回TKO勝ち。29歳の世界初挑戦で王座に就いた。今回も持ち前の強打を生かせる展開に持ち込めれば防衛は見えてくる。王者は「1回戦っている相手なので、何をやればいいか分かっている」と自信を示す。  王座返り咲きを目指す寺地は「すごくいい感じに仕上がっている」という。前回は序盤から積極的にジャブを突いたものの、4回までの公開採点でジャッジ1人が同点、残る2人はフルマークで矢吹を支持した。劣勢となった寺地は作戦を変更し、距離を詰めて攻めたが結果は裏目に出た。  矢吹に敗れるまで、8度王座を防衛した寺地の持ち味はアウトボクシング。加藤トレーナーは「前回は相手のことを考え過ぎた。8度防衛してきた自分たちのボクシングを信じていく」。本来のスタイルを貫き、雪辱を目指す。(了)【時事通信社】
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