starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

挑戦者御嶽海、気負わず=大関でも「自分は自分」―大相撲・なにわで飛躍(上)


 大相撲春場所は13日、エディオンアリーナ大阪で初日を迎える。1月の初場所を制した御嶽海が大関に昇進。出場停止処分を経て、最近2場所で大勝ちした阿炎は関脇に、伸び盛り22歳の豊昇龍は小結に。いずれも自己最高位で2年ぶりとなる大阪の土俵に上がる。  ◇壁破った自信  何度もはね返され、何人ものライバルに先を越されて、ようやく念願の地位にたどり着いた。それでも御嶽海は、「大関だからとかは関係ない。自分は自分」と泰然と構えている。初日に向けて意識するのは、「押し相撲を徹底する。自分のことをしっかり考える」。  ここまでの調整は、すんなりとはいかなかった。3度目の優勝を遂げた初場所後に、新型コロナウイルス感染が判明。約3週間も本格的な稽古から遠ざかった。「不安はない」と言うが、体重は5キロ以上減り、下半身が細くなったことを実感した。  角界でも感染が拡大。コロナ下で恒例となっていた東京・両国国技館内での合同稽古も中止になり、関取衆による申し合いはできなかった。それでも、「大関になるまで試行錯誤してきた。(入門以来)7年間しっかり考えてきた」。今は、さまざまな試練を乗り越え、時間をかけて厚い壁を破った自信がある。  貴景勝、正代の先輩2大関はかど番とあって、ファンは昇進間もない御嶽海に連覇の期待を寄せる。それは本人も自覚しているが、目標はこれまでと変わらず、「まずは2桁」と断言した。「今まで通り。受ける立場にはなるが、挑戦者としていく」。余分な肩の力を抜き、静かに闘志を燃やしている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕春場所に向けて稽古をする御嶽海(奥)=2日、東京都墨田区の出羽海部屋(日本相撲協会提供)
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.